社会保険に入るには
エピソード 6
起業しました。
年金事務所より新規適用事業所について通知が届きました。
どうすれば良いですか?
黒猫社労士
社会保険は、健康保険と厚生年金保険が原則セットとなっています。
でも、健康保険は健康保険組合に入り厚生年金保険は政府管掌に入るなんてことも可能です。
届出書類は送られてきた封筒に入っています。
自分から新規適用するときは、所轄の年金事務所で新規適用の書類一式くださいと言ってもらってきます。
健康保険の手引きも置いてますからもらってきましょう。
Webからダウンロードすることもできます。
届出書類 は下記のとおりです。
●健康保険・厚生年金保険 新規適用届
添付書類 会社謄本
●健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届
年金手帳で基礎年金番号を確認する
60歳以上で年金を受給している場合は年金証書も確認
●保険料口座振替申出書
社会保険料は口座振替になります。
提出する前に銀行で確認印を押してもらうことが必要です。
●健康保険 被扶養者(異動)届
添付書類 被扶養者の収入が確認できるもの
学生 在学証明書
学生以外 非課税証明書
年金受給者 年金振込通知書
●国民年金第3号被保険者資格取得届
健康保険被扶養者(異動)届が複写の場合は3枚目
配偶者が第3号にあたる場合は必ずこの書類が必要です。
配偶者本人の署名押印が必要な箇所がありますので注意しましょう。
●確認のために申請のときに持って行く書類
出勤簿 社会保険は所定労働時間や労働日数の概ね4分の3以上でないと入る
ことが できないので、その確認のためです。
賃金台帳 資格取得時の標準報酬月額の確認のためです。
社会保険の賃金には基本給の他に各種手当や通勤費も含まれます。
源泉所得税の納付書
給与からは源泉所得税をひいて支払ますが、会社はそのあずかった源泉
所得税を原則毎月納税します。(10人以下の会社は年2回の納付でもいい
という特例があります)
納付したときの収受印のあるものです。
会社の給与の総額や人数を確認するためです。
会社の概要がわかるもの
会社案内などです。 なければ口頭で説明すれば良いと思います。
確認書類がたくさんあるので、面倒です。
手順を考えて揃えてください。
エピソードと黒猫社労士は架空のお話です。